アーカイブ | 5月 2016

  • (株)ニッピによる再生医療マトリクソームの増資引受

    最近、医療の分野では再生医療に対する期待が高まり、企業の中にもベンチャー企業との協力関係を構築するものが増えてきています。東証JQSに上場している「株式会社 ニッピ」は、これまで国立大学による世界最高水準の独創的な研究成果を新産業の創出に結び付ける「官民イノベーションプログラム」に関わり、大阪大学とベンチャー起業を進めてきました。「官民イノベーションプログラム」では、再生医療の基礎になる細胞培養用の基材の開発や販売を行う「株式会社マトリクソーム」が、大阪大学の蛋白研究所の関口教授を代表取締役社長として2015年12月に資本金4,000千円で設立されています。「マトリクソーム」に対する出資は大阪大学ベンチャーキャピタルが運営するOUVC1号ファンドのほか、株式会社ニッピが行っており、ニッピの設立当初の議決権所有割合は25%でした。 さらに、2016年1月21日 には「株式会社 ニッピ」が、「株式会社マトリクソーム」の第三者割当増資の引受を公表しました。第3者割当増資は2016年1月29日を払込期日として、A種種類株式・11,000株を1株につき25,000円で発行し、調達資金の額は275,000千円とされています。このことで、「ニッピ」の議決権所有割合は25.8%となり、0.8%上昇することになります。今回の第三者割当増資の引受により、「ニッピ」にとって「マトリクソーム」の重要度が高まったため、持分法適用の関連会社となっています。 現在のところ、ニッピのプレスリリース資料によると、「本件が当社の業績に与える影響は現時点で軽微なものと見込んで」いるとされています。今後の大学発とのベンチャー起業の行方に注目したいものです。